前回の12級講座では、
- 得意戦法を絞って指す
- 実戦を指す→反省のクセをつける
- 1日5分でいいので詰め将棋を解く
という勉強方法を紹介しました。
今回は12級から棋力アップして10級周辺の方向けの内容となっています。
将棋倶楽部24の10級は強すぎる?
将棋倶楽部24の10級は世間一般レベルだと職場、クラス、近所で無敵レベルと公式ページに書かれています。
世間一般の将棋の段位は10級からスタートするので、10級=初心者みたいなイメージがありますが、将棋倶楽部24の10級はかなり強いです。
実際将棋倶楽部24の10級は将棋の基礎的な部分が理解できていて、プロの将棋を観戦しても内容も大体分かって楽しめるレベルです。
将棋倶楽部24の10級になることができれば、その後数年将棋をやらなくてもルールなどを忘れたりすることもないでしょう。
そういうわけで、将棋が一生の趣味と堂々と言っていいレベルが将棋倶楽部24の10級辺りからだと思います。
お金をかけて上達スピードを早める方法
将棋はネット環境があれば1円もかけずに初段を目指すことも容易に可能です。
対局はネットでもできるし、定跡や棋譜なんかもネットで探せば無料で見つけることができます。
しかしある程度お金をかけることで効率よく勉強ができるようになり、上達のスピードを早めることができます。
その方法を2つ紹介します。
棋書をたくさん買う
まずは最もポピュラーな方法として棋書(将棋本)を買うというのがあります。
将棋の本は大体どこの本屋にも「将棋、囲碁コーナー」で設置されていて本好きの人は将棋本がある程度売られているのは知っているかと思います。
実はぼく自身も将棋の本を300冊以上持っています。合計で10万円分くらいは棋書を買っています。

この記事では詰め将棋、必死、終盤系の本をひたすら買うことをおすすめしています。
詰め将棋の問題自体はネット上で探せば結構見つかりますが、本を買うほうが1冊にまとまっていて、効率良く詰め将棋を解くことができます。
1冊1500円から2000円くらいなので、お金に余裕のある人は詰め将棋本を買うのがおすすめです。
コーチングについて
将棋ではあまり一般的ではないですが、チェスやポーカーなどではコーチング(指導)を受ける勉強法は一般的なものとなっています。
特にポーカーでは1時間1万円超えの料金を払ってコーチングを受けるというのが普通なので、知らない人にとっては驚きの高さだと思います。
将棋でも実際に会って指導してもらうか、スカイプ等を通じて1時間辺り○○円で指導というのを見かけたりしますが、これも結構おすすめです。
強い人は相手の弱点を見抜くのもうまいので、間違った考え方をしていたりする場合は早めに指摘してもらって修正したほうが上達が早くなります。
また、指導してもらう場合は指導者は1人に絞ったほうがいいです。
指導内容は人によって異なるので複数の人に指導をしてもらうとかえって効率が悪くなる場合があります。
道場に行ってみる
将棋道場はなんとなく敷居が高そうに思えますが、将棋倶楽部24で10級になればそこそこ通用するレベルじゃないかなと思います。
先程はお金を払って指導してもらうということを紹介しましたが、将棋道場では席料以外は無料で指導のようなことをしてくれる親切な人もたまにいます。
もしそういう人に会えたらラッキーですね。
強い人の考え方を身近で聞くというのは、ネット将棋だけやっているとなかなか経験できないので。
ライバルや将棋仲間ができたほうが将棋上達には良い影響を与えるので、10級になったら道場に一回行ってみるというのもありだと思います。
自分の住んでいる地域に将棋道場があるかの確認は、日本将棋連盟 将棋教室のページからどうぞ。
道場で駒落ちは積極的にやるべき?
10級クラスだと平手では歯が立たない相手も道場にいるかもしれません。
そんなときは相手さえよければ積極的に駒落ちで教えてもらいましょう。
駒落ちは平手の定跡と違うので勉強にならないという人もいますが、強い人の本気の技術を体感できるのはすごく勉強になります。

落とす駒の適正な枚数は強い人は把握しているので、相手に任せてしまって大丈夫です。
まとめ
今回は10級周辺の人が強くなる方法を紹介しました。
その内容をかんたんにまとめるとこんな感じになります。
- 詰め将棋など棋書をたくさん買う
- 強い人の指導を受ける
- 将棋道場に行ってみる
それでは次回は7級講座でお会いしましょう!
