将棋の勉強法

切れ負けは将棋が弱くなるからやめたほうがいいという話

切れ負け 将棋

 

将棋ウォーズや将棋クエストの切れ負け将棋はとても人気で、いつ見ても誰かしらが切れ負け将棋を指しているのを見かけます。

いつでもどこでも気軽に将棋が指せるのは良い時代になったなと思います。

しかし切れ負け将棋はたくさん指しても将棋が強くなるどころか、弱くなってしまう危険性があるというお話をしたいと思います。

 

手が荒れる

切れ負け将棋をやることの1番のデメリットは手が荒れるということです。

手が荒れるというのがどういう状態かというと、大した読みが入っていないのにとりあえず歩を突き捨ててしまうといった感じです。

将棋倶楽部24のような30秒将棋であれば、明らかに成立していない歩の突き捨てとかをやっても簡単に咎められてしまうことでしょう。

しかし切れ負け将棋だとそういう無理な仕掛けが通って勝ってしまうということは多々あります。

人間、勝ってしまうと反省することを忘れてしまうので、次も同じようなことをやりどんどん手が荒れて、将棋全体も荒れていきます。

そして1度将棋が荒れると元に戻すのがすごく苦労します。

適当に歩を突き捨ててから考えるようになっちゃったりするんですね。

こうなるともう末期です。この状態から将棋が強くなるのは難しいでしょう。

 

長時間考えられなくなる

これはぼくが将棋ウォーズ3分切れ負けを指しまくっていたときの話ですが、たまにはじっくり将棋を指そうと将棋倶楽部24で30秒将棋を指しました。

ぼくは将棋ウォーズの感覚で序盤はノータイム指しをするんですが、相手は序盤から毎回29秒ギリギリまで考えてきました。

だんだんそれにすごくイライラしてくるんです。

3分切れ負けで序盤に30秒考えるのは長考というより勝負を捨てたようなものなので、ほとんどしてくる人がいません。

切れ負け将棋ならどんなに前例がない序盤でもテンポ良く進むんですが、24だとそうもいかない・・・。

序盤からしっかり読みを入れてくる相手のほうが正しい姿勢なんですけど、切れ負け将棋に慣れるとそういう姿勢にもイラだってしまうという恐怖です。

あとは棋譜並べとかもできなくなりました。

1手に1分とかかけてじっくり考えるのがめんどくさくなってしまうので・・・。

将棋は一生懸命考えないと強くなれないので、考えるのがめんどくさいという状態になってしまったらもう強くなれません。

 

熱くなって無駄な時間を過ごしてしまう

切れ負け将棋をやっているとひどい連敗をしてしまうことがあると思います。

そんなときに「勝つまでやめない!」と夜更かししてしまい、結局「負けた分取り返すまでやめない!」となってカーテンから光が差し込んでしまう・・・

なんて経験したことある人もいるんじゃないでしょうか?

まあこれも僕の体験談なわけですが・・・。

でも冷静に考えれば負け分を取り返そうとして将棋を指すのはすごく無駄な時間ですよね。

夜更かししてまですることのほどでもないですがついつい熱くなってしまいます。

それが切れ負け将棋の怖さで、1局1局が短いからついついやり続けてしまい、時間が経っているんですよね。

 

逆に切れ負け将棋を指すメリットはあるのか?

これまで切れ負け将棋のデメリットばかりお話してきましたが、メリットも一応あります。

1番メリットに感じるのは気楽に将棋が指せるところですね。

今までは将棋道場や大会に通ったり、将棋倶楽部24で指すというのが普通でした。

しかし将棋倶楽部24ですら1局に20~30分かかったりします。

忙しい現代人にとって20~30分時間が取られるのって結構しんどかったりするんですよね。

しかも長引けば1時間以上かかることだってありますし。

その点切れ負け将棋は必ず○分以内に終わると分かっているから安心します。3分切れ負けなら基本的には6分以内に終わるはずです。

そういうわけでバスの待ち時間にちょっと1局とかがやりやすくなるのは大きなメリットかなと思います。

あとは新しく勉強した戦法とか手順を試すのには有効だと思います。

 

切れ負け将棋の付き合い方

切れ負け将棋を指す理由は人それぞれだと思います。

暇つぶしとか熱くなりたいから、勝ちたいから、むしゃくしゃするからなどなど。。。

しかし将棋が強くなりたいという目的で指している人がいたら、3つだけ意識して指してほしいなと思います。

 

  1. 1日の対局制限をつける。勝って終わりとかにこだわらない。
  2. 勝っても負けても必ず反省する。敗因ぐらいは特定すること。
  3. なにかしらの目的を持って指すこと。

 

将棋ウォーズなら無課金は1日3局までしか指せないので、強くなりたい人は将棋ウォーズを無課金でやるのがいいと思います。

3局指したらそれ以上指せないので勝って終わりとかにこだわることもできないですしね。

そして反省はたとえ切れ負け将棋でも大事です。

切れ負けの将棋であればじっくりと時間をかけて反省する必要はないですが、敗因はなんだったかを振り返るぐらいでも上達に効果があると思います。

 

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最後に、上達のために切れ負け将棋をやるなら目的を持って指しましょう。

例えば普段やらない戦法を実験してみるとか、普段手堅い棋風の人が鋭く攻める練習をするとかそんな感じです。

ただ漠然と切れ負け将棋をやるだけでは他の勉強法と比べて効果が薄いですが、目的を持てば有効な勉強法に変わります。

まあ基本的には上達目的でも切れ負け将棋はおすすめはしません。

自制心がないと1日3局までの制限を守るの結構難しいですからね・・・。

 

まとめ

切れ負け将棋について思うことを色々書き殴ってみました。

簡単に今回の内容をまとめると、

 

切れ負けについてまとめ
  • 切れ負けは手が荒れたり長時間考えられなくなったり基本悪いことばっかり
  • 一応将棋を気楽に指せたり、序盤を試すのに有効などのメリットはある
  • 意識を高く持って指せば上達にも効果があるが、自制心がないと手が荒れたり・・・となってしまう
  • 多くの人にはおすすめできない

 

こんな感じになります。

ぼくも切れ負け将棋は散々やりましたけど、上達という観点ではやる意味なかったなと思っています。

ただ熱くなって廃人のように指していただけです。

その時間詰め将棋とか意味のある研究に費やしていればもっと強くなっていたことでしょう・・・。

熱くなっても自分を諌めることができる自制心があれば良かったんでしょうけどね・・・ぼくにはなかったです。

最速で将棋初段を目指したいと思っている人は、自分の勉強時間に切れ負けを指すというのは必要かどうか?ぜひ参考にしてみてください。

 

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