将棋の勉強法の種類は数多くありますが、初心者のうちは実戦+反省と詰将棋だけに集中するべきです。そのことについては以下の記事で紹介しています。
https://shogionon.com/study-time
上記の記事の内容をカンタンに説明すると、初心者は初段になるまで実戦+詰将棋を解くというシンプルな勉強法だけでOKというものでした。
今回は逆に初心者がこれだけは絶対やってはいけないという勉強法について紹介したいと思います。
長手数の詰将棋を解く
長手数の詰将棋を解くと先を読む力や忍耐力がつくという効果がありますが、初心者のうちというかプロを目指すレベルの方ではない限り不要です。
長手数を何手からにするかの定義が難しいですが、15手詰め以上はいらないかなと思います。
長手数の詰将棋をやってはいけない理由は解けるまで頑張って解こうと読みを堂々巡りにさせてしまいますが、堂々巡りにさせても棋力向上には役に立たないですし、解けなかったときに自信をなくしてしまいます。
難しい詰将棋を1問時間をかけて解くより、カンタンな詰将棋をたくさん解くほうが詰み形の暗記もできるし成功体験も増やすことで自信につながります。
プロの将棋の観戦をする
楽しむ目的で日曜日のお昼に放送されているNHK杯やニコ生、AbemaTVなどで放送されているプロの将棋を観戦するのは良いことだと思います。
しかし棋力を向上させる目的で観戦するのはやってはいけない勉強法です。
理由としては人の将棋を観戦しても棋力向上にはあまり影響がないということと、観戦というのは意外と時間を取られるものなのでかけた時間の割には実りが少ないというのがあります。
観戦は棋力向上目的でしてはいけない。ということを覚えておくといいと思います。
対局後反省をせずに実戦を指しまくる
これは全ての人に当てはまるというわけではないのですが、多くの人にとっては反省をしないで実戦を指すというのはあまり棋力向上に役立ちません。
将棋はどんな強いプロでも1局に1回はミスをするような難しいゲームなのでアマチュアならもっとミスが出ます。
そのミスを次の対局では2度としないように反省をすることで次からミスを減らし、棋力向上に繋がります。
なのでリアル対局なら感想戦をし、ネット将棋の場合は1局を振り返り何がミスだったか特定をするくらいはやるようにしましょう。

まとめ
- 長手数の詰将棋を解く→短手数をたくさん解こう
- 将棋の観戦→観戦はせず自分で将棋を指そう
- 反省をせず実戦を指しまくる→ミスを特定するための反省をしよう